白と黒に魅せられて

「こっそりみてみて」では、気になるあの人をこ~っそりお伝えします。

 

今回は、 書道教室の先生をこっそり取材しました。

 

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旭区今市の路地にある書道教室に早川竹峰先生をお訪ねしました。
先生は、現在85才、40年以上教室を続けられています。お弟子さんは老若男女100名以上、街を歩けば「先生」と声がかかります。

三体千字文(1000文字を楷書、行書、草書と書き分けた書)を拝見しました。

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緻密に、美しく、決められたバランスで書き上げられた作品は、集中力と迫力の結晶でした。
「書は、集中してコツコツ継続すれば上達するよ。白と黒のバランス、余白が美しい。」
そう語られるお姿に、先生の穏やかなお人柄と書に対する熱意が伝わってきました。
35年以上師事されているお弟子さんは「先生は誉めて育てる名人」とのこと。

 

 

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最後に、集中力に欠けるレポーターへ向けて『喝』の書を頂きました。

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(文)尾関守 (写真)浅野徹

 

早川竹峰(亨)さん/映写技師の傍ら鴻雲流通信教育を27才から17年間続けられ44才で書道教室を始められる。千林界隈の魅力は「皆さんとの絆」とのこと。
19号の表紙題字は早川先生によるもの。レポーターの「題字書いてください!」という唐突なお願いを快く引き受けてくださいました。

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更新日:2014年11月20日| ひと