千林の深夜食堂【せいもん払い惣庵】

※閉店されました

 

谷町線「千林大宮」駅の①番出口を出て、左に進むこと1分・・・?

あれ?通り過ぎちゃいましたか?ここです!この隠れ家的なお店です!

 

グッピー_惣庵_01

 

というわけで、本日は「せいもん払い惣庵」さんに、お邪魔します!

「せいもん払い」とは、京都・大阪の古い行事の1つで、大売出しを意味するそうです(うろ覚え)。

千林商店街には珍しく、深夜の2時頃まで営業しています。

終電に乗って帰って来たら、惣庵さんが開いてて、ほっとします~。

ちなみに、日によって、扉がひらけごましてます。

 

グッピー_惣庵_02 グッピー_惣庵_03

 

いい意味で、「千林らしくない」デザインです。

それもそのはず、こちらのオーナーは、インテリアデザインなど、店舗の企画が本業でいらっしゃいます。

 

グッピー_惣庵_21

 

「天満・梅田・北浜のような、呑み屋の盛り上がりを、ぜひ千林にも」

 

地元ご出身のオーナーは、全盛期の千林をご存じで、

「商店街の中に、隠れ家的な居酒屋があったらえ~な~」

と思って作ってしまったそうです。まさに、ドアをくぐると別世界です。

さらに驚きなのが・・

 

グッピー_惣庵_04 グッピー_惣庵_05

 

上の看板等、すべて元お笑いタレント「越前屋 俵太」さんのデザインだということです。

ど、どういうご関係なのオーナー・・

 

さて、そろそろ読者の皆様も、お腹が減って参りましたね?

ここからは、特派員がひたすら食べますので、ご安心ください。

なんと言ってもメニューに外れの無いこのお店ですが、

一番のこだわりは、どの季節でも生で提供されている牡蠣です!

オーナーが特にこだわり、季節ごとに、一番旬の産地から取り寄せています!

 

グッピー_惣庵_07 グッピー_惣庵_06

 

左が北海道産生牡蠣、右が北陸産岩牡蠣だそうです(うろ覚え2)。

もう牡蠣がドヤ顔なのか、特派員がドヤ顔なのか分かりません。

すでに特派員は酔っぱらっております。

「でも、こんな牡蠣に合うお酒なんて分からないわぁ~」

そんなあなたでも大丈夫です。

 

グッピー_惣庵_08

 

こちらのメニューに記載されていなくても、

オーナーに相談すれば、ちゃんとお食事に合うお酒を選んでくださいます。

特派員はワインとか全然分からないので、本当にもうオーナーに丸投げです。ごめんなさい。

あ、お刺身出てきましたね♪ うふふ、サワラ~。

 

グッピー_惣庵_10

 

「さっきから高級路線すぎない?呑兵衛向けのおつまみとかあるの~?」

ご心配なさらずとも、深夜食堂には意外と「ある」のです。

「牛すじの煮込みだ~!」

こちらを注文されたのは、テスさんとキヨちゃんです。さすがです。特派員に呑み屋取材は早すぎました。

 

グッピー_惣庵_09

 

さてさて、ひと段落したところで、10時くらいです。

ここまでのお客様は、紳士や女性客など、落ち着いた雰囲気をお求めの方が多そうな印象でした。

オーナーによると、近隣大学の学生が、彼女をデートに連れて来たりすることもあるとのこと。

千林にしては異色の居酒屋ですが、ニーズも多いようです。

 

 

あ、女性のお客様です!こんばんは~!

「いぇ~い☆ 友達を呼ぶときは、必ずここで~す♪」

とのこと。どうやら女友達を呼びやすいらしいです!

 

グッピー_惣庵_20

 

ところで、このお店の別の顔が見られるのは、12時を過ぎた終電後のことです。

もうちょっと、食べて待ちましょう。このトマト煮込みもおいしそうですね~。

え、箸でつかんだだけで、骨と肉が分離するんですけど?柔らか~い!

 

グッピー_惣庵_11

 

舌鼓を打つ特派員に、オーナーが出して来たのが、名物厚揚げ豆腐です。

 

グッピー_惣庵_12

 

何このボリューム・・・・・・・・・・・

ほくほく~!そして意外にも、薬味の柚子胡椒がおいし~!

ほっぺたが落ち切った特派員に、オーナーが新メニューのスープを出して下さいました。

 

グッピー_惣庵_13

 

・・・・完全に締めですね、はい。

・・・と、思ったら、12時を回っていました。周りを見渡すと・・・・・・・・・・

 

グッピー_惣庵_17

 

なんかアウトロー風なお客様たちが、いらっしゃいました!

左の方は・・・あれ? 森小路の居酒屋「松久」のお兄ちゃんですよね? あれ? あれ?

「松久をよろしくお願いしまーす!」

右の方は・・・・・・・・失礼ですが、よろしければ、取材してもよろしいでしょうか?

「10年ちょっと前まで、戯曲の作家をしていました。野江の『劇団未来』をよろしく!」

な、なるほど。

なんか凄い方々、集まって来ましたね~。

え?サインくださるんですか?ありがとうございます!

 

ちなみに戯曲作家の先生、尼崎で開催された近松門左衛門賞において、約2500本の応募を掻き分け、ベスト8に残った文才の持ち主のお方。

浦沢直樹のような作風と評価されたそうですので、ご興味のある方は、週後半の12時過ぎに惣庵にお越しくだされば、お話が聞けます♪

 

「ちょっと、ちょっと」

は、はい・・・・・!あ、新しいお客様がいらしてたんですね!

 

グッピー_惣庵_18

 

「良かったら、今市商店街で飲食やってるから、うちにも取材来て欲しいな~」

しゅ、取材のご依頼ですね!こちらにご連絡ください。

そうか、深夜までやっているから、居酒屋さんも呑みにいらっしゃるのか~。

あと、みてみて1000ピースもどうぞ

 

・・・・ん?このコロッケは?

 

グッピー_惣庵_15

 

「これこそ、このお店のオススメ。コロッケ」

せ、先生・・・・!ありがとうございます・・・!

 

グッピー_惣庵_14

 

戯曲作家の先生のご厚意で、新しい日本酒も頂いてしまいました。

※この日本酒は、2015/10/1時点で提供されていたものです。ご了承ください。2015年10月下旬に開封された日本酒は、ページ下部にてご紹介させて頂いております。

 

グッピー_惣庵_16

 

さ~て、そろそろ特派員、完全に酔っ払いです。帰れないかも・・・

でも特派員にはやることが・・・!!!!

この店の締めは、「鯛めし」です!オーナーすみません!お願いします!

 

グッピー_惣庵_19

 

やはりこれが無いとですね~。オーナー、本当にごちそうさまでした♪

 

 

【お店の情報】

店名:「せいもん払い 惣庵」

営業時間: 17:30~2:00

電話番号: 06-6954-9432

最大席数: 12席(多人数でお越しの際は、電話予約くださると、スムーズです)

 

※2015/10/21に開封されたのは、下写真「一ノ蔵 特別純米酒 ひやおろし」・「猫魔の雫 純米吟醸原酒 ひやおろし」です。お酒のメニューは、日々、変化しますので、ご了承ください☆

 

グッピー_惣庵_22 グッピー_惣庵_23

 

 

文 グッピー

写真 テスさん・グッピー

 

更新日:2015年10月30日| まちのメモリー