まちのメモリー
千林の路地裏で見つけた古民家カフェ
★閉店されました
家から徒歩1分。
こんなに近くにあるのに全く気が付かなかったお店がある。
千林商店街近く、住宅街にある”千恵里”さんだ。
開いているときは、のれんがかかっているが、
閉まっているときは、門の前の小さな札だけ。
そりゃ気が付かない!
門をくぐると、お店の入り口がある。
入口には、「入口です」と小さく書かれた表示のみ。
勝手に人のおうちに入る気分になって、
入るとき、ちょっとどきどきした。
中は、日差しが心地よい雰囲気のある空間。
もともと実家だった家を改装し、お店にされている。
足腰の悪い年配の方にもやさしいテーブル席もある。
ランチメニューは、「繋(つながり)定食」と「ほっこりカレーライス」。
「繋(つながり)定食」は、週や季節によってお品書きが変わる。
この日は、”にしんそば”。
▲繋定食 1200円
菜の花の和え物、聖護院大根の煮物、
どれも、体も心もほっこりさせてくれる定食は、
メニューが変わるたびに食べたくなってしまう。
こちらは、「ほっこりカレーライス」
▲ほっこりカレーライス 700円 (小400円)
シンプルなカレーだが、カレーに溶けた野菜の旨味がおいしい。
辛いのが苦手な私が食べて丁度いいくらいの辛さ。
ごはんを食べ終わって、ゆっくりとお茶を飲んでいると
デザートも気になってきた!
とゆうことで、食べることに。
この日は、ガトーショコラ。
手作りケーキも季節によって変わる。
2月は、バレンタインということで”チョコ”ケーキなのだとか。
▲手作りケーキセット 650円
ランチのあとでも食べられるように、ということでケーキのサイズは少し小さめ。
どっちも食べたい女子にはうれしい。
千恵里は姉妹である、まりさんとえりさんのお二人で切り盛りしており、
すべて無添加というこだわりの手料理をおもてなししてくれる。
「昔は、家族が多かったからね。全部、自分たちで作ってたの。
今も同じことを続けているだけ。」
と、話してくれるお二人。
手作りのおみその教室とか開いてほしいなあ・・・と思っていると、
「昔、やったんだけどね。みんな、だんだんやらなくなるのよね~。」
と、言われてしまった。
ぐぐぐ、本当にその通りで、、、。
でも、ここに来たら、手間のかかったやさしいお料理を食べることができるのだ。
食材も季節のものを多く使用しており、
ほうれん草はほうれん草でも、”ちぢみほうれん草”を使うなど、
こだわりをみせてくれる。
ゆっくりと流れる空間は、
日常のせかせかした時間を忘れさせてくれる。
季節のお野菜をつかった、おうちごはん。
自分への体のご褒美に、いかがだろうか。
千恵里(ちえり)
〒535-0012
大阪市旭区千林1-4-6
TEL:06-6953-3722
定休日:月~水、日祝(お盆、年末年始は要確認)
時間:11~17時(ラストオーダー16時)
※店内の装飾品や他のお客様への配慮から、お子様連れをお断りさせていただいております。
予めご了承ください。
文・写真/とっしー