
1〇〇〇ぶら

路地裏にある純喫茶「再会」。元は名曲喫茶?
千林駅を降りてまっすぐ(あじな商店街方面へ)歩くこと30秒。
シブい色をした看板、「再会」がもう見えてきます。

よ〜し、入ってみましょう!
ドアをあけると、風格のある純喫茶。

正面の壁にドカンと書かれている文字が飛び込んできます。
「coffee & sweet wine Saikai」
(喫茶店なのに wine?しかもsweetってなに?)

レジの横には大きなレコードプレーヤー?的なのが
3つ以上積み上げられている。
(喫茶店なのに、なんでこんなにプレーヤーが?)

2Fもある。かなり広いスペースです。とてもレトロですが清潔感あり。

ここは、ただの純喫茶ではない!
「再会」のむかしは、音楽とお酒とコーヒーのお店
再会は創業してから60年以上経ちます。当初は、周りに喫茶店がなく
お店の前の路地は、京阪千林駅とダイエーを結ぶ抜け道として人通りが多かったと言います。
深夜2:00まで営業して、お酒も出していたため、
日中、ダイエーに行くお客さんから仕事終わりのダイエー社員さん達まで、
たくさんのお客さんで賑わっていました。

さらには
1代目の竹村正明さんは、電気機器と音楽(ラテンタンゴなど)が大好きで、
お店の壁にスピーカーを100個くらいを埋め込み、音楽を鳴らしていた。
そのコダワリの音を聴きに来るスピーカー好きや、音楽好きの常連さん達が夜な夜な集まり、
みんなで音を楽しんでいたそうです。
そんなこんなでお店は大繁盛。
その影響からか、喫茶店をはじめる人が増え
お隣の5件ぜ〜んぶが喫茶店だった時代もあるそうです。
京都の喫茶店「再会」を訪れ・・
開業前、奥さまと行った京都の喫茶店「再会」に感銘を受け、
こんな風にお店をしたいと二人で強く思ったそうです。店名の由来です。

女性2人が切り盛りする再会
この通りで残っている喫茶店は再会だけとなった。
現在は、3代目オーナーの竹村佳恵さんと、真理子さんの二人三脚で
メニューの考案から運営をしている。お二人とも穏やかに微笑む素敵な女性。
コーヒーの種類もたくさんあるけど、
フードメニューも豊富!

人気メニューは「タマゴサンド(ハーフ)」
絶品です。騙されたと思って頼んでみてください。
タマゴサンドは代々女性が焼いていると言います。
作り手によって、引き継いだレシピにアレンジが加わり
進化し続けるタマゴサンドです。

お店のイチオシ、「ミックスジュース」
美味しい!騙されたと思って頼んでみてください。
ここのミックスジュースはみかんの味が強めのサッパリ系。
「ミックスサンド」との相性が最強!だそうです。
次はぜひ合わせて注文したい。
モーニングあり! (9:00〜11:00)
飲み物代+100円(ゆでタマゴとトースト付き)

2代目オーナーの竹村英明さんです。(偶然!ラッキーです。)
英明さんは、姉妹店「ワンモア」の1代目でもあります。

ワンモアの現マスターもお店にいました。マスターの娘さんたちもお手伝い!
(マスターの奥さまも、再会の看板娘です。)
路地について
「路地に並ぶお店の魅力は、ほとんどが小さいお店だけど、店主のカラーがより濃く出ている。
時々、面白い人に出会えることがありますよ〜」(ワンモア現マスター)
文 よっちゃん / 写真 とっしー、マスターの竹村俊彦さん

【再会】
住所:大阪市旭区千林2-15-18
電話:06-6953-9761
営業時間:9:00〜20:00
定休日:月に一度の日曜日(お店に直接確認してください。)