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千林で愛され続けるリピる肉料理の名店【まごころ】看板メニューの「ちりとり鍋」が生んだ11年の物語
大阪市旭区・千林駅前あじな商店街に店を構える「まごころ」
42席を備える店内では、ちりとり鍋をはじめとした肉料理の数々を楽しむことができる。
地域に根差した人気店として知られる同店だが、その歩みは決して平坦なものではなかった。
店主は居酒屋や焼鳥店で経験を積んだ後、焼肉の名店「明月館」で修業。
その後独立を決意した。
当初は実家に近い守口エリアで物件を探していたものの
家賃面の課題もあり、ほぼ居抜きで利用できる
現在の店舗と出会ったことで千林での開業を決断した。
▲店主の松村 成卓さん
しかし、オープン当初は周囲から「なぜ千林で?」という声も少なくなかったという。
昔ながらの商店街文化が色濃く残る千林は、価格に対する意識が高い地域として知られており
飲食店経営のハードルも決して低くない。
店主自身も「軌道に乗るまで3年はかかる」と覚悟していたが
実際には最初の2年間は想像以上に厳しい経営状況が続いた。
転機となったのは開業から3年目。
徐々に常連客が増え始め、地域に根付く兆しが見え始めた。
しかしその矢先、新型コロナウイルスの影響により再び苦しい状況に直面。
まさにゼロからの再出発を余儀なくされた。
そんな「まごころ」を支え続けたのが、看板メニューの「ちりとり鍋」だ。
もともと店主は焼肉店を開きたかったというが
設備投資の大きさや女性客からの「服に匂いが付くのが気になる」という声を考慮し
開業当初は鉄板焼きを中心に営業していた。
ある冬の日、「鍋料理を出してみたい」と考えた店主が
友人に試作したちりとり鍋を振る舞ったところ
「これは絶対に売れる」と太鼓判を押された。
そこからメニュー化されたちりとり鍋は瞬く間に人気商品となり
今では店を代表する看板メニューへと成長した。
店主も「あの鍋がなければ店は続いていなかったかもしれない」と振り返る。
現在では串カツをはじめとする豊富なメニューが並ぶが、
その多くはお客様からの要望によって生まれたもの。
地域のお客様とともに作り上げてきた店であることがうかがえる。
特に人気を集めるのは、やはり看板の「ちりとり鍋」
コロナ禍に登場して支持を集めた「もつ鍋」
そして隠れた人気メニューの「チャプチェ」だ。
一方で店主自身が最もこだわりを持つのは
丸2日かけて丁寧に煮込む「テールスープ」
肉職人としての技術と経験が詰まった一品である。
筆者がおすすめしたい料理もいくつか紹介したい。
まずは「チャプチェ」
焼肉のタレをベースにしたしっかりとした味付けが特徴で
ご飯との相性は抜群。一度食べるとまた注文したくなる中毒性がある。
間違いなくご飯が無限にリピる。
続いて「ホルモンミックス」
手作りのホイル皿で提供されるこの一品は
「明月館」時代の味をベースに
店主が独自にアレンジした味噌ダレが決め手。
生姜の風味が効いた深い味わいはご飯にもビールにもよく合い
リピる事間違いなし。
▲定食でも人気メニュー
「ハート塩にんにく」も外せない。
脂付きのハートをたっぷりのニンニクとともに焼き上げた逸品で
こちらも思わずリピる事間違いなしの味わいだ。
そして看板の「ちりとり鍋」
秘伝の味噌ダレをベースに肉料理専門店ならではの大判の肉と
たっぷりの野菜を豪快に煮込む甘辛仕立ての鍋は最高の満足感がある。
最後の雑炊まで食べるとあら不思議、これもリピる事間違いなし。
筆者と「まごころ」との出会いは
自身が主催する地域イベント「センモリバル」への参加をお願いしに訪れたことがきっかけだった。
それ以来、何度も足を運んでいるが、この店の魅力は料理の完成度の高さにある。
店主はまさに“センスの塊”とも言える職人だ。
どの料理を注文しても期待を裏切らない。
地域に愛され続ける理由は、一皿ごとに込められた技術と情熱にあるのだろう。
千林を訪れた際は、ぜひ「まごころ」に立ち寄っていただきたい。
きっとあなたも、その中毒性のある味わいにきっと「リピる」はずだ。
文 CHAPPY
写真 とっしー、CHAPPY
【まごころ】
大阪府大阪市旭区千林2-14-23 ロイヤルシティ第1ビル T102
営業時間 11:30〜14:30/17:00〜22:30
定休日 火曜日







