まちの巨匠が、商店街のお店をプチ改造!?≪コンセプト作り≫

Before→Afterは、「良くしたい、課題を解決したい!」と考えている商店街のお店(店主)が千林の地域住民(1000ピースメンバー)と共にその願いを叶える企画です。

 

今回は、大事な「コンセプト作り」を元にデザインレイアウトを考えていきます。

 

 

【キックオフミーティング】9月4日

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最初の打合せでは3代目の加藤進さんから「今回の企画で叶えたい願い」、
そして「お店の成り立ち」を伺いました。お店の奥深い歴史やこれまでの経緯はとても興味深く、後々も参考になりました。

 

 

【お店のコンセプト作り】9月19日

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加藤さんご自身が、生活の中でどの様にお茶と関わっているか」をインタビューしました。
そして、これまでの話を基にして、「お店の理想像」を考え、共有できたイメージやキーワードから、コンセプトとなる一つの言葉を探していきました。
このコンセプトが、これから作るロゴやレイアウトのデザインの原点となります。

 

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※【3つのキーワード】

『百貨店まで行かなくても、千林で素敵なギフトが買えるお店』
『お茶の美味しさはもちろん、その楽しみ方を伝えたい』
『お客が集い、くつろげる場所』

※【導き出されたコンセプト】
『加藤銘茶本舗とは「茶の間」である!』

→後に「千林のお茶の間で、ほんの一福」へ発展

 

 

【現地調査】9月21日

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できあがった「コンセプト」(=理想)を現実と見比べ、その差を明確にしてからプランを考えることに。そこで「今のお店は、どうなってるんだろう?」と現地調査を実施。
今のお店の良いところと、改善すべきところをあぶり出していきます。

 

 

実際にじーっくりお店を見てみると、
えりちょ「加藤さんのお店って女性が好きそうなかわいいお菓子もたくさんありますね。このティーボトルもかわいい!知らなかった!」

ながちょ「測ってみると、店内はなかなか広いぞ!動線を改善すると、よりスペースを有効に使えるかも。」

メンバーから色んな意見が出てきました!

 

 

【レイアウトプランの方向性検討】10月4日

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現地調査を基にした「改善案」と、コンセプトをもとにした「理想案」をすり合わせレイアウトプランを作成。
目に見える形にすることで、加藤さんとメンバーが理想だと思っている空間イメージに
ズレがあることが明らかになります。
また、「今あるものを最大限生かして作ってほしい」という加藤さんのリクエストもあり、
再度プランを練り直すことに。

 

【ロゴデザインの方向性検討】10月4日

言葉ではなかなか上手く説明できないイメージをお互い共有するために、

雑誌やデザイン集、WEBサイトから大量のイメージ写真を持ち寄り、
コンセプトと合いそうなものを探していきます。(イメージコラージュ)

加藤さん「お茶屋さんだから和のイメージ?」→「京都の老舗のような『伝統的な和』ではないなぁ」
ながちょ「加藤さんはちょっとした仕掛けや洒落が効いてるデザインがお好きなんだ!」

 

イメージを見ながら話していくと加藤銘茶本舗のイメージやカラーが見えてきました。

時間はかかるし大変だけど、大切な作業です。

 

【ロゴデザインの決定】10月23日

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昔から使われていた「ひしウ」のマーク。
これをアレンジして「カトウ」の3文字を表現。

 

 

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さらに、コンセプトの「茶の間」をイメージさせる“テーブル”を3本のラインで表現。

 

 

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線の強弱やバランスを何案も作りながら微調整しながら最終的に1つに絞り込みます。
また、それと同時にお店のテーマカラーも決定していきます。

 

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どれもかっこいい!同じように見えても少しずつ違うー!と悩む加藤さん。

頑張って選んでいただきます!!

 

【レイアウトプランの決定】10月23日

 

前回の打合せを基に練り直したレイアウトプラン。コンセプトである「茶の間」感をどのように演出するかは、「物のレイアウト」だけではなく「人との距離」も重要になってきます。
お店の空間ひとつひとつに役割を持たせながら「残すもの」と「新しく作るもの」を決めていきます

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次はとうとうプチ改造!

 

続く。。

 

更新日:2013年11月21日| くらす