夢の白地図プロジェクト11月23日交流会。
どうも、よっちゃんです。
これを読んでるみなさんの中には、地図の展示会に行かれた方もいらっしゃると思います。
楽しんでいただけましたでしょうか。
・・・ていうか、めっちゃ良かったでしょ?みんなが描いた地図。
展示期間の最終日、11月23日に交流イベントをやりました。
主観的なものさしで恐縮ですが、当日のレポートを書きます。
(どうでもいいわいと言われそうなことまで書きます。)
ハプニングだらけで始まったイベント。
人もぼちぼち集まりかけてきたし、
そろそろ始めようかというタイミングで
おばちゃん5人組が、休憩に入ってきて、みかん食べ出した。
(ふれあい館はイベントがない日は休憩所としても使われている。この日も午前中まで開放してた。)
「イベント始まりますけどいいですか?」と言ってみたけど、
聞こえてなかったのか、動く気配なし。
わざわざ出てってとか言うのも違う気がしたので
おばちゃん達いるままでイベントスタート
司会進行は私。(自他共に認めるワースト司会者)
なぜか?
進行はほぼ丸投げしようと当てにしていたゲストスピーカーの堀内くん
(そんなのが得意そう)が急用で、予定より遅れて到着することになった。
この企画を一緒に進めてきた
頼りにしていたトッシー(1000ピースメンバー)はというと、
前日に風邪ひいて声が出なくなった。司会不能。
つまり、誰がやるねん。→私しかおらんやん。という流れ。
13:00 それぞれが書いた地図を見て、みんなではなす
1000ピースメンバー6名ほど、平野区、旭区、天王寺から来てくれた女性3名、
飛び入りで入ってきたメモとペンを持った謎のおじさん1名、
長屋マニアの千林界隈に住むおじさん1名、
そして休憩に入ってきたみかんのおばちゃん1名(残り4名は壁側に座ってた。)
で真ん中のテーブルを囲み、コーヒーを飲みつつぼちぼちと話始める。
各々が書いた白地図をプロジェクターに映して・・・・
「あれっ」
プロジェクターのスクリーンが横の長方形に対して地図が縦。
・・やばい。
明らかにはみ出てて超見にくい・・
機転を利かしてプロジェクター担当のトッシー
話す人に合わせて必死で地図を拡大したり縮小したりとマウスを高速で動かす。
ナイス!
でも見にくいとか、そんなの関係ないくらいみんなの地図を見るのは面白かった。
それぞれ地図を作った人の話は面白かったし、
自然にその地図にある店の思い出を話しあったり。
それがこの企画の狙いどころ。
地図があると会話が生まれて、面白いくらい止まらない!(と感じる。)
まずは、1000ピースメンバーのもっちによる「お世話になってマップ」
猫マークのあんずさんって・・・?
もっち「いっも窓際に黒猫がいて、そこにあんずさんって書いてあるんです。笑」
みんな「おもしろーい笑」
Tさん「あっ、この家建てた大工さんは外人やったで。建物の作りもちょっと違うやろ?」
次に、近所のまさみちゃんが作った「女前男前マップ」を説明してくれた。
看板が忠実に再現されている。看板って店を表しますね。面白い。
お次は、高齢者用のオムツを配達しているというヤギちゃんの「トイレマップ」
この地図を発表するにあたって、許可を得るのに何件も渡り歩いて交渉したという。
ご高齢者にとって、買い物中に行けるトイレは重要なのだ。
千林ではどれだけ貸してもらえるトイレがあるのか考えたこともなかった。
1000ピースメンバーのながちょ。大工大の建築学科出身で、千林界隈の長屋にとっても詳しい。ほぼ趣味?でリサーチし尽くし、完成させたという「長屋マップ」の説明。
実は、千林界隈の白地図は、これをベースにながちょが作り直してくれたもの。
https://1000ppj.jp/nwp/wp-content/uploads/2016/12/692a52771b7147c75ac907a2f2cce0d2.pdf
長屋オタクのおじさん
「3階建ての長屋が千林のこの辺にあると思うねん。それすっごい珍しいんですよ!」
ながちょ・みんな「へ〜〜!」
今度は、入り口正面に貼り付けていた大きな黄色い地図を使って
千林歴66年のTさんの昔話を聞いた。
Tさん「ここの高速道路、昔は川やってんで〜。川の上流には染色工場があって川の色が毎日カラフルやってんで。」
みんな「マジでー!」
Tさん 「豚も流れてきたこともあったな。」
みんな「はっ豚?」
Tさん「屠殺場が近くにあったから」
Tさん「千林界隈は昔に映画館が5件あったんよ。
ここの映画館はチンピラ系映画。映画館出るときは
みんな肩で風きって闊歩しながら出ていくねん。笑」
みんな「ははは」
。
謎のおじさんが熱心に聞きつつ、大きく相槌を打っている。
私「っていうか、おじさんはどこの人?」
謎のおじさん「いや僕、育ったところは違うんですけど、
この辺に住んでいて、旭区検定も受けたりして、興味深いイベントだなと思って
参加させてもらいました」
そうなんや!旭区検定!なんか嬉しい!
ガラガラ・・・(戸が空いた音)
全身紺色のものを身につけた堀内くんが到着した。
(写真は紺のジャケットを脱いだあとです。)
堀内くんは、デザイン事務所「TRUNK DESIGN」の代表
「夢の白地図プロジェクト」を垂水区でやり始めた発案者である。
展示会を見て、すんごくいいアイデアだなと思った。
千林でも是非やってみたいと堀内くんに言ったのがきっかけで、
本日に至る。
自己紹介を少ししてもらって、千林商店街に来た印象を尋ねた。
堀内くん「千林って毎日がお祭りみたいな気分にさせてくれるところやなあ。
ビール片手に端から食べ歩きしてみたい・・」
(沖縄から飛行機で直行してきてくれたのでお腹が空いていたらしい。)
じゃ、行きましょう。レッツゴー まち歩き
14:00 千林商店街を見て歩く
「じゃあ、16:00にここにまた集合して、買ってきたものを飲み食いしましょう。」
・・・・と言ったところで、誰も散らない。
町歩き、と言ってもメンバーの誰が案内するとか、
何のシナリオも用意していない。
このままだとやばい。グダグダになってまう。また焦ってきた。
長屋のおじさん「16:00やったら僕もう帰るわ。」
と、言いだす。
旭区検定のおじさん、ちょっと不安げ。
せめてマニアックなおじさんお二人には、ながちょと長屋ツアーに行ってもらおう。
ながちょの長屋ツアーは面白い。
初めて千林に来た人から地元の人からマニアックな人まで魅了する
長屋トークと路地裏案内。町歩きにはテッパンです。
みんな「私も(僕も)行きたい!」
結局、ほぼ全員が長屋ツアーに行くことになった。
いい感じに着地した。
ながちょさまさま。
途中から、堀内くんのファンであるというオシャレなカップルが(高槻と尼崎から)合流。
長屋ツアーが終わり、今度は買い食いツアーだ。
千林商店街を通って、適当にふれあい館に向かって歩いた。
私「あれ。こんな人おったかな」
気づけばもう1名女性が増えている。(天王寺区から来てくれた方のお友達。)
私「あれ、長屋のおじさんおらん。」(長屋ツアーが終わったので帰ったんかな・・)
気づけばおじさん消えている。
もうなんでもあり状態。でも、うん、そーいう感じ目指してた。
これは町歩きの時に「千林のことがかいてあるページあるんよ」
と言って見せてもらった本。
16:00 食べる。しゃべる。飲む。
ふれあい館に戻ったら、買ってきたものを食べながら、
ビール飲んだりで、町歩きで上がったテンション下がらぬまま・・
今度は一人ずつ自己紹介しよう。
千林界隈の外から来た人が感想を述べてくれる。
「こんなに楽しいとこあるんやったら次からは梅田じゃなくて千林で遊びたい。」
「大きなショッピングモールと変わらないし、魅力的な店も沢山あってめっちゃいい感じ」
「ながちょの町歩きが楽しかった!長屋と路地がすごく魅力的で楽しい!」
「住んでみたくなった。」「みんなの地図から千林への愛を感じる。」
メンバー一同「うんうん・・」
と、自分たちの町を褒められ、まんざらではない気分に浸っていたところ
ガラガラ・・・
長屋のおじさんが戻ってきた。
おじさん、何やら丸めたカレンダーを手に持ってる。さっきは持ってなかった。
間もなく、自己紹介は長屋のおじさんの番になった。
長屋のおじさん
「僕は、タイ語を今習ってます。自己紹介代わりに、タイ語の覚え方を教えます。これ結構いろんなとこで喜ばれるので。」
一瞬、全員の目が泳いだ。およよ!ニューブリーズ
いや、でも、おもしろい。続けて!と私。
そして、丸めていたカレンダーを出して、裏に文字を書いてクイズ形式で説明してくれて、まあまあ面白かった。ひととおりみんなから笑をとってから、
「はい、終わり。帰ります。」
ガラガラ・・・(戸が閉まる音)
長屋のおじさん、風のように去る。戻ってきてからの滞在時間、わずか10分。
みんな「マジか!もう帰った!」
そんな大阪っぽいエピソードもありつつ(笑)
楽しい時間を過ごしました。
長屋のおじさん!また来てくださいね!次は昭和のイベントです!
最後に。展示期間中に置いてあったこのマップ。
実は1日だけ別のイベントとコラボしてました。
NPO法人「こどもセンターあさひ」さんが主催したイベント
「みんなのおまつり」に白地図の展示コーナーを設けていただいてました。
写真は、出店者さんMAPです。特大に印刷して制作されました。すごいです!
どうもありがとうございました。
文・よっちゃん
写真・テスさん、とっしー
更新日:2016年12月08日| 1000ピースプロジェクト|活動記録