1〇〇〇ぶら
純喫茶から癒しのカフェへ。【Cafeまろん】
千林商店街から一歩 路地へ入ると昭和の風景がつづく。
6年前から「Cafeまろん」が、その景色にとけ込んでいる。
話しやすいママに会いたくて、常連さんがモーニング。 朝は男性客多め。
ママに元気をもらって一日のスタート。
ランチタイムは女性客でにぎやか。
やはり人気は 日替わりランチ。
研究熱心なママが創意工夫で作る、彩り豊かなランチを目当てにお客さんが集う。6種類のおかずがプレートに所せましと並び、ご飯とお味噌汁が付く。健康を考え、煮物はなるべくつくる。
本格的スパイスの効いたカレーライスのファンも多い。 モーニングタイムからカレーを頼まれるお客さんもいるくらい人気だ。
昔懐かしいナポリタンスパゲティもおすすめ。
ランチタイムもう一つの楽しみは、看板スタッフのカオルさん。
優しい物腰でお腹も心も満たしてくれる。
ランチのメニューは「売り切れごめん」。是非、早目のお越しを!
この渋いマッチ箱、「なつかしいわぁ」と思う方も多いのでは?
かつて大宮小学校近くにあった「純喫茶マロン」。そこがママの実家。 小さい頃からこの「マロン」をお手伝いしながら喫茶のノウハウを身に付けてきた生粋の喫茶人。
この純喫茶時代からの常連さんたちが、Cafeまろんに通ってくる。
お目当ては、先代からの秘伝のミックスジュース。「見た目も味も初めての出会い。他では味わえない!」とファンを捉えて離さない。
他にも、特製パウンドケーキや、鉄板で焼いたフレンチトーストなどのスイーツメニューも充実。
「繋がってると、なんとなく距離が縮まるでしょ」と、全面に張られた座りごこちの良いベンチ。
季節感あふれる てぬぐいが入った額やテーブルの生花にも温かいおもてなしの心があふれる。
店内の雑貨はお客さんからのプレゼントも多く、愛されているのがよく分かる。
世の中の生活が便利になる一方で、先代の屋号を守り、地域にファンを作り続けるのは困難な時代。
それでもCafeまろんに人が集う一番の魅力は、「人が好き」と語るママのあたたかさだ。
文:あっちゃん 写真:とっしー
取材:あっちゃん・キヨちゃん・とっしー・さかもっちゃん
カフェまろん
住所:大阪市旭区千林1-6-4
電話:06-6954-5315
営業時間:8時~17時(11時~14時は禁煙)
・モーニングタイム 8時~11時
・ランチタイム 11時~売り切れまで
定休日:火曜日